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東京都新宿区の歴史
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所在地 新宿区高田馬場1-12-10

真言宗豊山派
 龍池山 上珠院 玄国寺(玄國寺)
 
  豊島八十八ヶ所霊場 第七十二番



 
本尊 阿弥陀如来(三弁火焔の阿弥陀)
    勢至菩薩・十一面観音・大聖不動明王
開基 真雅僧正・承和年中(834~847)
    中興、慶長6年(1601)の伝
総本山 長谷寺 奈良県桜井市初瀬
祖師 宗祖 弘法大師(空海)
    中興祖 興教大師(覚鑁)
    派祖 専誉僧正
開宗 平安時代初期に弘法大師が中国にわたり、恵果阿闇梨より密教の奥儀を授けられ、わが国に真言宗を開宗されました。
ご宝号 南無大師遍照金剛・南無興教大師・南無専誉僧正 
文化財 岩倉具視邸(現書院)
     土屋地蔵尊(田植地蔵)
     庚申塔(江戸時代)
     宮瀬龍門の墓碑



古くは中野宝仙寺の末寺であったが、元禄9年(1696)音羽護国寺の末寺となる。
龍池山と号すること古くは大寺にて境内広く南方の尾陽公池あるが故に龍池山と号す。
草創は承和年中(834~847)真雅僧正再営の説あり。慶長6年(1601)頃現在地に創建され、延宝年中、法印盛源中興し、世々諏訪神社の別当を兼ねていた。
本尊は「三弁火焔の阿弥陀如来」、座像にて三尺余、行基菩薩の作、別に名付けて「こころみの阿弥陀」とも称す。
武蔵新風土記に「寺宝に玉一顆あり。安産與楽の玉と称す。北條遠江守時政の子相模守義時の妻難産のおり江ノ島弁財天に参籠して感得し、その加護によって安産あり。また、その玉、密々に御本丸に用としてしばしば奉る。縁ありて当寺に寄附される。」
境内墓地に隣接して「土屋地蔵尊」あり。源兵エ村土屋薩摩守氏(旗本2700石)下屋敷の井戸より出現した石像で別名「田植え地蔵尊」とも言う。種々の願いを叶え、霊験あらたかなる故に堂宇を建立す。
「江戸名所図会」(天保年間に刊行)によれば、このあたり諏訪谷村と呼ばれ、諏訪神社並びに別当玄国寺ありてその境内には、鐘楼堂・地蔵堂・聖天堂・弁天堂などがあった。
この度、当山檀信徒
 池田輝子殿 池田雅太郎殿 池田實殿
池田家先祖代々総供養並びに池田家先祖への報恩感謝の為に発願して、総欅造「山門」・「六角弁天堂」・「鐘楼堂」を新建立し、往古のごとく復興し当山に寄進せらる。
ここに篤信の大施主としてその名を石碑に刻み、永久にその功績を称え顕彰します。
 平成22年(2010)7月吉日
 龍池山上珠院玄国寺 第二十七世 真行 代

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