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東京都新宿区の歴史
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所在地 新宿区喜久井町61 (誓閑寺)

新宿区登録有形文化財(彫刻)
 銅造地蔵菩薩半跏像
     平成13年(2001)2月14日登録

 文政元年(1818)誓閑寺第十世住職進誉求道の時に鋳造された像で、神田の鋳物師太田駿河守藤原正義の作である。
 総高136センチメートル。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ半跏像で肉親部には鍍金が施されている。
 台座正面には「百万遍講中」と刻まれており、「市ヶ谷大奥中」以下180名あまりの人名が刻まれている。「市ヶ谷大奥中」とは市ヶ谷に上屋敷を構えていた尾張徳川家に関連するものと考えられる。江戸時代、この近くには尾張徳川家尾下屋敷(戸山山荘)もあり、誓閑寺には同家の奥女中らが葬られるなど関わりが深かった。
 平成13年(2001)9月 新宿区教育委員会
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