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東京都新宿区の歴史
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                                         呈膳道具

所在地 新宿区原町3-82 (法身寺)

新宿区指定有形文化財(歴史資料)
 旧鈴法寺江戸番所資料きゅうれいほうじえどばんしょしりょう
     平成11年(1999)1月8日指定

 普化宗活総派本山青梅鈴法寺の江戸番所(四谷大横町・市谷船河原町・牛込納戸町等を移転)で使用されていた仏像・仏具・什物類で、明治4年(1871)太政官布告による普化宗廃宗時に、法身寺が一括して引き継いだ。
 主に江戸時代後期のもので、普化禅師像・千手観音像・位牌類・沼田藩二階堂氏寄進の呈膳道具・虚無像関係の古文書など多様な内容で、松戸市の一月寺資料とともに数少ない普化宗の遺物である。
 普化宗は、中国唐代の普化禅師を宗祖とする禅宗の一派で、信徒は半像半俗の虚無僧と呼ばれ、筒型の編笠と尺八をたずさえ、各地を行脚した。青梅鈴法寺(現在の青梅市新町364-2付近)は、松戸一月寺・京都明暗寺とともに全国120の普化宗寺院を束ねていたが、廃宗により衰退し廃寺となった。跡地は昭和45年(1970)に東京都指定旧跡に指定されている。
 平成11年(1999)5月 新宿区教育委員会


               
普化禅師像
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