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東京都新宿区の歴史
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所在地 新宿区原町2-71

新宿区指定史跡
 有島武郎旧居跡ありしまたけおきゅうきょあと
     平成3年(1991)12月6日指定

 白樺派の中心的作家で、大正期の小説界に大きな足跡を残した有島武郎(1878~1923)が、最晩年の大正11年(1922)3月から1年間を過ごした住居の跡である。
 武郎は、明治11年(1878)東京は小石川水道町に生れた。
 7人兄弟の長男で、次男は洋画家・小説家の有島生馬、四男は称せt化の里見弴である。
 学習院中等科を経て札幌農学校を卒業。明治36年(1903)ハーバード大学に留学後、ヨーロッパ各地に遊学、明治40年(1907)帰国した。
 明治43年(1910)「白樺」の創刊に加わり、本格的なリアリズムの作風で文壇での地位を確立した。代表作に『或女』『カインの末裔』『生れ出づる悩み』がある。
 この地では、戯曲『ドモ叉の死』を書いたほか、個人雑誌「泉」が刊行されたが、翌大正12年(1923)6月9日軽井沢の別荘で死去した。
 平成4年(1992)1月 東京都新宿区教育委員会
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